11社共同食品カタログ2017コラム『「誤って食べた」患者の経験』

「11社共同食品カタログ2017」に掲載したコラム『「誤って食べた」患者の経験』をご紹介します。本コラムは、食品回収情報や誤食のシチュエーションを学べるWebサイト「食物アレルギー危機管理情報(FAICM)」に寄せられた情報を基に作成しています。

◆お土産の和菓子を、卵不使用と思い込み食べた
お土産にいただいた和菓子が大福餅のような饅頭で、餅なので卵不使用だと思い込み食べた。食べて30分程度で発疹と 呼吸器異常。原材料の確認不足。
 (アレルゲン:卵/ 9歳)
◆商品内容が変更された野菜スティックパンを食べた
口に含んですぐ、口の中の痒みが起きた後、吐き気がして嘔吐した。パッケージデザインはそのままで、商品内容が変更されていたケース。内容の変更は売場、商品自体に明記はなく、食品表示には明記していた。それ以来全ての項目の確認作業の上購入している。 (アレルゲン:卵、そば、ピーナッツ/ 10歳)
◆みたらしだんごに原材料の小麦の表示がなかった
小売り販売のみたらしだんごを食べて、1時間後にアナフィラキシーを発症。原材料に小麦の表示がなかった。 (アレルゲン:小麦、ピーナッツ、そば / 9歳)

◆せんべいの中袋に表示がなかったので確認せずに食べてアレルギー反応
旅行みやげのせんべいの包装紙には表示があったが、中袋には表示がなかった。何種類かのせんべいがそれぞれ袋に分かれて入っており、その中の砂糖でコーテイングされてい るものに乳と卵が含まれていた。食べて30分位したら咳と鼻水が止まらなくなった。 (アレルゲン:卵、キウイフルーツ、乳成分 / 成人)

◆餅菓子の原材料表示「グルテン」を見落として食べさせた
餅菓子の原材料表示の「グルテン」を見落とし、食べて平気なものと思い食べさせた。食べてから一時間半後、咳き込み始めた。さらにその30分以上後になって、全身に蕁麻疹がでた。 (アレルゲン:小麦/ 3歳)
■ 食物アレルギー危機管理情報(FAICM) 
■ 11社共同食品カタログ2017(無料でダウンロードできます)
NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク