アレルギー相談をテーマにした第3回事例検討会を開催します

アレルギー相談をテーマにした第3回事例検討会
参加・協賛にご協力ください
2015年10月24日(土) 9:30〜16:45/連合会館502会議室(東京・お茶の水)
患者の支援活動において出会う問題や課題を共有する場として、時にはその解決や社会化を目指して、社会的役割や質的向上について研鑽する場として、アレルギー相談をテーマにした事例検討会を開催しています。
【参加申し込み】
10月23日(金)16:00までに電話でお申し込みください。
tel.03-5948-7891 アトピッ子地球の子ネットワーク
アレルギー相談をテーマにした第3回事例検討会
【発表予定】
[NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク]
・(代理発表)誤食死亡事例報告(病院から医療ネグレクトとして通報され、児童福祉施設で誤食し死亡した)
・2012年学校給食誤食事故の後、アレルギー対応の給食の提供を取りやめられた3つの事例
・IFAAA報告(食物アレルギーとアナフィラキシー患者団体国際会議)
 *IFAAA:International Food Allergy & Anaphylaxis Alliance
[NPO法人アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっと]
・「もしかしてアトピー?」という子育て不安を持っている母親たち
[NPO法人千葉アレルギーネットワーク]
・小学校入学後の学校給食で担任の先生とのやり取りが上手くいかなかった
・ピーナッツの経口免疫療法、緩徐法で行っている中学生のお子さんの宿泊学習時の相談
[千葉食物アレルギー親と子の会]
・アンケート調査結果「食物アレルギーに起因する悩み」
[食物アレルギーフォーラム]
・検討会出席報告・外食における食物アレルギー対応の態勢の検討
●ランチョンスタディー[神戸医療生協病院いたやどクリニック院長 木村彰宏氏]
・経皮感作とプロアクティブ療法について
*他、患者団体・市民団体6団体、社会学・文化人類学研究者4人などが参加します。
【開催概要】
日 時:2015年10月24日(土) 9:30〜16:45(開場9:15)
会 場:連合会館502会議室 TEL03-3253-1771
      東京都千代田区神田駿河台3-2-11
交 通:JR御茶ノ水駅聖橋出口徒歩5分
      東京メトロ千代田線新御茶ノ水B3出口徒歩0分
参加費:5,000円(1人)*患者団体は無料です。
主 催:NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク
共 催:食物アレルギーフォーラム(一般社団法人設立準備中)
*事前申し込み制、定員に達したら参加を締め切ります。
*アレルギー相談をテーマにした第3回事例検討会は、(公財)日本社会福祉弘済会の助成を受けて開催しています。
●第3回事例検討会の運営をご支援・ご協賛ください
5万円(1口)を申し受けます。
*2016年3月発行予定の報告集に広告掲載いたします。
●アレルギー相談をテーマにした事例検討会 開催趣旨
これまで、相談全般を対象にした社会的役割の検討や質の向上などを研鑽する場はありましたが、アレルギー相談をテーマにした、社会的役割や質的向上をめざす研鑽の場はありませんでした。今回の「アレルギー相談をテーマにした事例検討会」(以下、事例検討会)は他にない新しい試みです。今年で3回目の開催になります。
アレルギーをめぐる医療のあり方は時代とともに変化し、治療方法の大きな流れは確立していても個別の医師の治療現場においては、医師ごとに患者が戸惑うほどの違いも見受けられ、広い意味での「医療の標準化」にはまだ少し時間がかかるのではないかと感じています。アトピー性皮膚炎や喘息は、医療のみならず、暮らし方や環境整備によっても患者のQOL(Quality of Life:生活の質)が大きく変化することもあり、医療と暮らしが密接な関わりを持つ疾患でもあると思います。
また、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎に関しては、企業の商品開発によって患者のQOLが格段に向上するといった側面もあり、科学的根拠に基づく医療の知識が、広範な人々に普及することに積極的な意義を見いだせる疾患でもあると感じます。
患者自身が知識や理解を深める余地があり、よりよい医療や暮らしを選択しなければならない状況にあって、患者団体や患者支援団体は、悩んでいる方々に寄り添う形の支援を続けてきました。
一方で、アレルギーをテーマにした支援活動においては、例えば「○○は食べない方がいい」「××の薬は使い過ぎないほうがいい」というような、医療行為になりかねない言葉は使うべきではないということを知っていなければなりません。市民団体が患者を支援するときには、科学的根拠のない、価値観の押し付けにならないよう十分に気を付けなければなりません。だからこそ、私達は支援のあり方について相互に問いかけ、考え、研鑽し続けなければいけないのではないかと思います。
患者の支援活動において出会う問題や課題を共有する場として、時にはその解決や社会化を目指して、事例検討会を開催したいと思います。
■アレルギー相談をテーマにした事例検討会 方法
交流会やおしゃべり会、定例会などで話した話題、電話相談や個別の面談など様々な機会にテーマとなった事がらの中から、多くの団体や地域でも共有したいことを「事例」として発表し合う場所です。
例年7~8団体が発表しています (発表時間は団体数によりますが10分~15分位です) 。
企業のお客様相談室等の皆様も団体(あるいは患者)と共に考えたい事例などがありましたら、ぜひご発表ください。また、聴衆としてのみのご参加も可能です。会場では、ご質問ご意見など忌憚なくいただければ幸いです。
NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク